2013年6月1日土曜日

仁・霊性・徳

卵子ドナーというのが始まったそうだ。エッグバンク・・・とうらしい。それを聞いて、骨髄バンクと同じような冷たいものを感じたのは何故だろう。

同時に頭をよぎったのは・・・少子化対策委員会・・・女性手帳・・・抗がん剤やホルモン剤・・・不安と希望・・・。

純粋な気持ちで働いておられる方々にトヤカク言うつもりもない。でも・・・なんとも重いものが心に残っている。

親が子を選ぶのではない。子が親を選んで産まれてくる。周囲の環境をわかった上で、その中でしか感じることが出来ないものがあるから、その親を選んで産まれてくる。

卵子ドナーの力によって産まれてくる魂は何を学ぼうとしているのだろう。魂の世界では、何が起こっているのだろうか・・・。

物質中心の文明の医学は、もちろん人間をモノとして取り扱う。ついでに「命」もモノと同じように取り扱っている・・・ような、そんな気がしているのかも・・・わたしが。


なぜ骨髄バンクと同じような・・・と言ったかというと、骨髄で血液は造られていないからだ。

昔から、食べたものは血となり肉となる・・・というように、血液は腸で造られる。腸で赤血球が造られ、全身に回って各部位の細胞へと分化する。

いろんな細胞に分化できるように、だから赤血球には核がない。

たとえば幹細胞というのは、細胞に分化途中の赤血球の姿であり・・・もともとどんな部位の細胞へも分化できるコードを持っているので、たとえ皮膚の細胞でも内臓細胞へと分化することも出来るわけだ。

たしか・・・これはips細胞につながるはずだ。

さらに、飢餓状態での細胞はもとの血液に可逆する。もとに戻るわけだ。だからこそ、断食による血液の浄化が可能で、なおかつガン細胞の消滅も説明できる。

もう60年以上も前に出された千島学説だが・・・医学界の「無視」がなければ、どれだけの悲しみや、絶望や、苦しみや・・・生み出さずに済んだことか・・・などと思ってみたりもする。

骨髄移植では、致死量を越える抗がん剤を投与する。他人の骨髄液が体内に入るので、免疫力をゼロにする必要があるためで、けれど、いったんゼロになった免疫力はもとに戻らない。

抗がん剤は、回転の速い細胞から攻撃を加える。毛根細胞、内臓の内壁細胞、血液細胞。この苦痛は・・・本人の苦痛はもちろんだが、肉体や細胞たちの苦痛も含めて、魂に残るような気がしてならない。

だいいちガン細胞は悪者ではなく、血液の危険を伝える身体からの究極のメッセンジャーなのだから。


医学は仁、宗教は霊性、政治は徳・・・の質が目安になると思う。

愛が曇った医学、霊性を失った宗教、徳が地に落ちた政治・・・へと、世の中が向かうのであれば、その下を走る断層がグラグラと揺れ動くことになるのは当然。

それが宇宙の法則なのだからしかたがない。

けれど、せめて「言霊の幸倍う」この国の・・・この国の言葉をしゃべる人たちには、医学は仁、宗教は霊性、政治は徳・・・であってほしいなぁ。

なぜ、イザナギ大神はアマテラスにだけ「ミクラタナ」を授けたのか・・・。そこには深い意味がある。

近いうちに、世界中の人々がこの国を目指してやって来る・・・だろう、その日のために。

 

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