孫子の兵法に「用間」という章がある。スパイの用い方について・・・「間」とは「間者」、スパイのことだ。
「間を用うるに五有り。郷間有り、内間有り、反間有り、死間有り、生間有り。」
郷間・・・その地の住民を用いる。
内間・・・その国の官吏を用いる。
反間・・・敵の「間」を逆利用する。
死間・・・偽りの情報を持たせ、これを敵に伝えさせる。露見すれば命はない。
生間・・・得た情報を持って生還する。
「唯、名君、賢将のみ能く上智を以って間と為す者にして、必ず大功を為す」
名君・賢将といわれる人だけが、優秀な人物をスパイとすることが出来て、さらに大きな仕事を為すことができる・・・らしい。
周の時代の太公望も武王に仕えた「間」だといわれているので、スパイの歴史は・・・ゆうに3000年を越えるわけだ。
かのマキャベリの書にも「君主は陰謀を学べ」と書かれているらしい。君主が命を落としたり国を盗られたりするのは、戦争よりも陰謀の方が多いから・・・という。
マキャベリは孫子ほど古くはないけれど、それにしても・・・3000年も研究されてれば当然、今では相手を知る手立てはより巧妙になり、相手を操るための詳細な手引き書なんかもあるんだろう。日本の近代史のなかでも・・・アレ?って思うところもあったりする。たとええば、A級戦犯の中で死刑になったのはなんで陸軍ばかりなんだろ・・・とか。ここでは詳しく書かないけど・・・。
あの戦争で日本人の頭の中は、いったん白紙になったので・・・戦後はさらに・・・なんというか。
・・・あ、そういう話しはやめよう。ほっといても、いろんな場所で場面で表面に出てくる。政治家の怯えた顔を見てれば、だいたい察しがつくというものだ。
チベットでまた焼身自殺があった。31日のことだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012053100126
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE84U03J20120531
ウィグルのことだってある。中国内部は大変なんだろう。もう反日デモを組織する力は中国政府にはないかもしれない。
その中国を陥れようとするアメリカの方も怪しいものだ。焦りすぎだよ、まったく。往年の落ち着いた戦略は鳴りを潜めて、911以降・・・なりふりかまわなくなった。
中国とアメリカの次はロシアがやって来る。きっと日本が経済崩壊なんかでヘトヘト・・・みたいになった時だ。それが最後かな。
でも、日本はヘトヘトにはならないから大丈夫。
マスコミがいくらスピンコントロールしようとしたって、いくら不安なニュースばかり流したって・・・。
小さな力が横につながると、大きな力は手出しができなくなるのだ。そのことを一日でも早く多くの人々が気づけばいい。
この国の大地は、ほったらかしにしたってどっかの国のように砂漠にはならない。
この国の人々は、イザっていうときにはちゃんと横につながってゆく。すごい国なんだ。
あ・・・そうか。すごい国だから、へんなヤツらが欲しがるのか。けれど、曲がった力ではこの国を支配できない。無理やりしようとすると、ボム!!・・・って、破裂しちゃうよ、地球ごと。
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