2013年11月23日土曜日

神社の杜

以前からわたしは、キャベツの酵素ジュースや五種類以上の野菜を使った青汁を作っている。

今年から果実の酵素ジュースも加えてみた。今仕込んでいるのは、カリンと柿とゆずだ。

今年の春に、近くに群生しているヨモギで作ろうと企んでいたら・・・いつのまにか全部刈り取られていた。なんともショックだったが、来年は先回りして作ってやろうと思っている。


なぜ、酵素ジュースなのかというと、人間は微生物によって生かされていると思っているからだ。これは間違いない。

腸には腸の、胃には胃の、肝臓には肝臓の・・・その部位にはその部位でチカラを発揮できる微生物たちががんばってくれている。

この微生物たちの分布場所が変化したり、その数が激減したりするから体調が芳しくなくなってしまう・・・と思っている。

酵素ジュースが含有する酵素は、この微生物たちの働きに大きな影響を与える。酵素は加熱するとチカラを失くしてしまうので、「ロー」で摂るためにジュースや青汁にしているのだ。


体内で生きている微生物のことを腸内細菌・・・などといってもいいけれど、細菌とはなんとも印象が悪い。カラダの中で悪さをするような、そんな印象をあたえる。

医学や科学はどうして「細菌」とか「ばい菌」というんだろう。この世の生き物達は、みな必要だからそこにいるのに・・・。

腸の環境でチカラを発揮できる微生物が、何かの拍子に胃に紛れ込んでしまうと・・・胃にとっては邪魔なハタラキをしてしまう可能性だってある。

風邪菌だってそうだ、人体の中に入りたくて入ったんじゃないだろう。ホントはもっと別な場所で元気に活動したかったのかもしれない。

それがたまたま入り込んだ生物が人間だった・・・のかもしれない。カラダは、体内でそれ以上風邪菌が増えないように発熱を開始する。

自然治癒力の発動だ。

人間はその発熱が風邪菌の仕業だとして解熱剤を飲む。そしたら・・・発熱すべき時に発熱をするなという指令が送られて・・・カラダが迷ってしまう。

カラダの持つ免疫システムが狂ってしまって、そのうち単なる風邪じゃ済まなくなってしまう・・・ということになる。

アレルギー性の疾患が増えた理由のひとつでもあるが・・・これも風邪菌を悪者扱いした結果だろう。


すべては・・・あるべくしてそこにある・・・と思えば、ずいぶん世界が違って見えはしないか?

たとえば、人間が造ってしまった放射性物質・・・生まれるべくして生まれた・・・と考えれば、別な見方が出てくる。

「微生物に目を向けてみなさい」・・・ということ・・・だとしたら。微細なるものに何か隠されてはいないか?


無理やり引き剥がされた素粒子たちの怒りを、微生物たちが癒してくれはしまいか? 時間はかかるだろうけれど・・・微細なる存在たちが、放射性物質たちを抱きしめてくれはしまいか?

この国のいたるところにある神社には必ず「モリ」が備わっている。「モリ」は微生物たちが集う場所。この国の大地は微生物たちのチカラで維持されてきた。

地表表面の剥離などの除染は生態系をも壊しかねない。大切な微生物達の存在をも危うくさせる。かれらの分布状況が変われば・・・人体と同じように、大地は病気になるだろう。

それよりも、今少しずつ行なわれている微生物による放射能の無力化・・・そこにこそわたしは、大きな希望を見ることができる。



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