2012年7月14日土曜日

不思議な国


この国の神社ネットワークは他国に例を見ないが、これは大陸の文化が入ってくるより以前からこの国に存在していたはずだ。単純に考えても奈良・飛鳥以前には、すでに神社のネットワークが存在していた・・・と見るべきだろう。でなければ、大陸にも「鳥居」が存在していなければならない。

天武天皇が国書を編纂しようとされたのは、この国の埋れた何か・・・すでにその頃には、上古代の文化を理解・解釈できる人はほとんどいなかったと思える・・・を残そうとされたからではないか。天武天皇は吉野から伊勢へと逃れられた過去がある。それは古代の文化を残す人々と接する機会が多くあった・・・ということでもある。

古事記には言霊・・・つまり、宇宙の法則が記されている。フリーエネルギーについて・・・と言ってもいい。それは「無限」の仕組みだ。

上古代の・・・今風に言えば、超古代の科学(智恵)を神話のカタチとして残した。それは最良の方法で、そのお陰で現代まで残った。まさに奇跡だろう。これはその編纂に関わった太安麻呂や稗田阿礼たちのチカラと言ってもいいと思う。

大陸から支配的な・・・縦の文明とわたしは表現するが、チカラの文明が押し寄せてきたときに、上古代の人々は地下に潜ったのではないだろうか。何故なら、彼らは宇宙の理(ことわり)を知っていたからだ。

それはフリーエネルギーの正体のためでもあり、止めどない宇宙の願いでもあったろう。

宇宙には中庸に戻そうとする働きがある。何かに偏れば、それを元に戻そうとするのだ。たとえば、海が不純物に澱み始めると、自然は大きな渦をつくり海水を攪拌する。・・・台風だ。攪拌し、空気を中に取り込み、海水を再生させようとする。

海を汚せば海は荒れる。大気を汚せば大気も荒れる。つまり、天変地異は地球の浄化のシステムといえる。もちろん、人間のネガティブな感情もそういう宇宙の法則には逆らえない。

上古代人は地に潜り「イノリ」によって、チカラの文明に取り込まれた人々の争いや欲望の「気」を中和しようとしたのだろう。いつの日か、地上に暮らす人間たちが宇宙の理(ことわり)の存在に気づくことを信じて・・・。

そういえば、上古代の人々は「気」を感じ取ることが出来た。その「気」の流れをカタチに・・・平面に表したのが「流体文字」で、そこから「かな文字」が生まれたのかも・・・。

話しを元に戻すと・・・日本は中庸の国で、それは宇宙の理(ことわり)を現してもいる。

国民性にも現われていて・・・この国は2回の原爆実験(種類の違う爆弾を使ったのは、それぞれの影響を調べるためだとわたしは思っている)をされ、なおかつ都市への爆撃で10万人以上の民間人を無差別に殺傷されていながらも、アメリカと仲良くできる・・・信じられないほどだ。

ホントに不思議な国なのだ、この国は。

実は、これこそが中庸であり、人類が最終的に目指すべき「調和」でもある。その「調和」こそが、この次元における「愛」の最高の形。それは同時に、宇宙の願いでもある。

ところがテレビや新聞は何故かこの「調和」を嫌うように、いつも不安を吹聴しているが・・・おまけに政局はドロドロと溶け始めているようで・・・けれどそれは、先ほどの海の浄化と同じで「攪拌」が必要なのだろう。

政局の攪拌台風がどれほどのものか、ちょっと気になるが・・・上古代の人々の「イノリ」は、時空を越えてわたしたちの内なる宇宙にも届いているはずだ。不動心が芽生え、良心に従う・・・そういう人が確実に増えている。

政府は壊れても、この国はけっして壊れない。

言霊のことを知れば知るほど、深い感謝と静かな安心感があふれ出してくる。


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