2012年9月15日土曜日
ふたりのヒメ
中国では大変なことになってるようだ。
イスラム諸国における反米と・・・現われ方は違うけれど、どこか同じ臭いがしている・・・いろんな意味で。
しかし、石原都知事も・・・どんな裏があるのかは知らないが・・・しょうもない事をしたものだ。14億集まったというけれど・・・日本企業の損益はそれどころじゃ済まないだろう。
中国当局は騒ぎを大きくしたくないようで、ネット記事の削除が尋常ではないらしい。
ま・・・その手の抑圧は、いつも尋常ではない国だけれど・・・。
たとえ当局が抑え込もうとしても、この騒ぎはもう少し大きくなるような気がする。
デモ隊には日当が出ている・・・とかいう話しも聞こえるし・・・だいいち、高級品や食料などが、タダで手に入るのだから・・・。
「ウ」次元の負のエネルギーが強力になればなるほど、時代の転換は大きく加速する。欲や保身に駆られた「我よし」の人々は、たぶんその役目を担っているのだろう。
「ウ」次元は主に西洋が、「オ」次元は主に東洋がその舞台で、やがて人類は「エ」次元へと移行するはずだが・・・なにぶん「ウ」次元と「オ」次元が強すぎて・・・なんとなく「ア」次元が歪んでしまったような気がする。
「ア」次元が素直に広がっていかなければ「エ」次元への移行は困難だろう。自己と他者が分裂したままだと上昇できないと思う。
その「エ」次元を担っているのが日本ということだが・・・だいじょうぶかなぁ・・・。
政治・経済・・・見ていると、どいつもこいつも「ウ」次元の亡者のような・・・あるいは「オ」次元の邪鬼のようで・・・。
そういうわたしも・・・たいしたモンでもないのだが・・・けれど、だいじょうぶだ。すでに一厘の仕組みは動き出している。その現われが今の世界の動きなのだと思う。
世界を見ながらふと、古事記の一場面を思い出した。それはニニギノミコトが姉のイワナガヒメを追い返して、妹のコノハナサクヤヒメと一夜を過ごす段。
このコノハナサクヤヒメとは・・・コの葉名を裂く・・・ともとらえることが出来るので、社会のさまざまなものを分離・分断してゆく「新自由主義」を表しているともとれる。
イワナガヒメを返してコノハナサクヤヒメだけを選んだので、父親のオオヤマツミノカミは「・・・木の花のあまひのみまさむ」(命は、木の花のようにもろくはかないものになるでしょう)と言う。つまり、この時をもって人類の命・・・寿命が短くなったというわけだ。
ところが、イワナガヒメとコノハナサクヤヒメの姉妹を、ともにおそばに置いておけば・・・雪が降ろうが雨が降ろうが、いついつまでも岩のごとくに動じることなく、木の花の咲くごとくに栄えると言う。
このイワナガヒメとは「五十名が秘め」ととらえることが出来るので、言霊五十音のことだろう。
物質文明の極ともいえる新自由主義も、言霊五十音の精神宇宙が備わっていなければ、ガラガラと崩壊してしまう・・・というわけだ。
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